2010/02/14
バレンタインデー②
ピンポーン
イーサン 「はい、あれ、ベベさん、どうしたの? 」
べべ (きゃあぁ!! かっこい~!!! )
べべ (と、とにかくクッキー持ってきたってこと言わないと。)
べべ (あ、なんか中に招待された。)
べべ (おじさんだ。 なんでこのおやじからあんなにかっこいい人が。 )
ベベ (皆でクッキー食べようって? いえ、これはイーサンに・・・って、言えない… )
アーロ 「いただきまーす。おねえちゃん、ありがとう! 」
べべ 「どうぞ、たくさん食べてね。 (これはイーサンのなんだってばぁっ!)」
べべ (彼、食べてくれてる・・・)
べべ (おいしいかな? おいしいって言って、お願いっ。)
べべ (おいしいですか! きゃあきゃあきゃ…)
リバー 「ねぇ、ベベってイーサンに告白してくるかな。」
ホリー 「するわけないわよ。クッキー渡すので精一杯って顔してたもの。」
リバー 「告白しなきゃ、意味ないと思うんだけどなぁ~」
ホリー 「セキモトさんの話、ちょっと信じてるんじゃないかしら。」
リバー 「あのチョコチップクッキーでイーサンに恋の魔法がかかるって? 」
ホリー 「そう! 恋の魔法! 」
ホリー&リバー 「きゃあ!! 」
ダーリーン (兄ちゃんに? コイノマホウ?)
リバー 「あ、ベベ! どうだった?」
ベベ 「うん、食べてくれた。おいしいって。」
リバー 「それだけ? やっぱり告白しなかったのね。」
ホリー 「ああ、でもよく頑張ったわね! ベベ。」
ダーリーン「兄ちゃん、兄ちゃん。」
イーサン 「どうしたダーリーン?」
ダーリーン「ベベちゃんの持ってきたクッキー食べちゃった?」
イーサン 「うん? 食べたよ。」
ダーリーン「うそ!! いやだ、やだよー。」
イーサン 「なんだよ、ダーリーンの分とってあるから、台所に行ってきな。」
ダーリーン「うわーん。兄ちゃんに魔法がかかっちゃう。」
イーサン 「え? 魔法って? 泣いてちゃわからないよ。」
ダーリーン「ぐす。ベベちゃんのクッキー食べたら兄ちゃんにコイノマホウがかかるんだって。
ホリーちゃんとリバーちゃんが。」
イーサン 「コイノマホウ? 」
ダーリーン「うん。兄ちゃんが鯉になっちゃぅー!!」
イーサン 「(そっちか! ) 落ち着け、ダーリーン。兄ちゃん鯉にならないぞ。
ほら、どっかに鱗あるか?」
ダーリーン「(じーっ ) …ううん。」
イーサン 「だろ? 兄ちゃんには魔法耐性があんの。ほら、ぎゅーしてやるよ!」
ダーリーン「えへ。でも心配だから、今日は一緒に寝るー!」
イーサン (僕にコイノマホウ? ベベさんが? )
イーサン (かかったかもな。)
イーサンにイケメン補正かけるのが大変。
バレンタインデー話は終わりです。ここまで読んでいただいてありがとうございました。