2009/12/31
大晦日の電話
12月31日 真夜中 サンセットバレー アーサイン家
クレア 「はい、アーサイン。」
ジャレド 「よう、俺。」
クレア 「誰だよ、俺って。」
ジャレド 「俺だよ、昔の男。」
クレア 「どの男だよ。大勢いすぎて分からんが。」
ジャレド 「一番いい男だよ。」
クレア 「はあ!? いい男なんていなかったけどね。」
ジャレド 「いうねぇ。」
クレア 「で、その自称いい男が何の用? もう別れただろ!?」
ジャレド 「別に用はねえよ。」
クレア 「用ないんなら、切るよ。」
ジャレド 「待てって。ま、強いていうなら、寂しがってる元カノに新年の挨拶でもと思ってさ。」
クレア 「寂しいわけないだろが!! お前と別れられてこの上なく幸せだわ!!」
ジャレド 「まあ怒るなって。すぐ切れるとこがお前の欠点だぞ。」
クレア 「大晦日に元カノに電話してくる非常識さがあんたの欠点。」
ジャレド 「どうだ、仕事上手くいってるか?」
クレア 「まあね。あたしには才能があるってさ。あんたはどうなの?」
ジャレド 「んんー、どうだろうな。俺は気楽に行くよ。」
クレア 「まだ人生の目標決めかねてるの? ジャレド、あんたには料理の才能があるんだから、ちょっと我慢して頑張れば…」
ジャレド 「俺だってわかってんじゃん。」
クレア 「別に、声聞いててそうかなって思っただけで。」
ジャレド 「お、0時になった。明けましておめでとう。」
クレア 「…明けましておめでとう。」
ジャレド 「お前の今年の抱負考えてやったぜ。」
クレア 「はあ!? あたしの? なんであんたが…。で、何?」
ジャレド 「お前の抱負、『腹を引っ込める。』」
クレア 「!!」
ジャレド 「じゃな。」ガチャ。
クレア 「…なによ、バカ。」
アーサインさんはいろいろ複雑です。ジャレドに言えてないことがありますので。
シムズ大晦日話は、次で最後です。