2009/12/30
年越しパーティ
12月31日 サンセットバレー メトロポリタンロフト
サイクロン 「…なあ、なんで俺らここにいるわけ?」
ブレア 「エマの親友のアイシャに、年越しパーティに誘われた。ルームメイト全員。」
ブレア 「てか、こんなに人多いの嫌だ、帰りたい。家で漫画読みたい。」
コナー 「同感です。僕も、読みかけの本が気になって。」
モニカ 「ワン=ゴダードのパーティに行くとこ? うん、分かったー、残念ー。」
マジソン 「ジャミー来ないって? ソーントンをとったか。」
タマラ 「ソーントンって?」
マジソン 「ジャミーといい感じの人。ちなみに既婚者。きゃー☆」
トリ 「ちょっと! ソーントンさんとはただの友達って、彼女言ってたじゃない! 」
モニカ 「冗談だって。トリってば、真面目すぎー。」
マジソン 「きゃははー☆」
サイクロン 「ジャミーって誰よ?」
コナー 「外科医。独身。美人。だそうです、兄によると。」
サイクロン 「まじ? デキるお姉さま大歓迎! 会いてー。」
ブレア 「あの人、ちょっと化粧濃くない? それに、怖そうだったよ。」
コナー 「怖くはないですよ。医学誌の『看護婦には親切に』って寄稿、彼女ですから。」
モリー 「ハッピーニューイヤー! イエーイ!!」
ブレア 「モリーさんてさ、絶対パーティにいるよねえ。」
サイクロン 「ちっちゃい子預けてきてんだろ? フィオナさん、いいように使われてなくね?」
コナー 「モリーってばパーティに行き過ぎ、って思われてますね、確実に。」
ジャレド 「よう、モリー。毎度毎度こども2人と留守番じゃ、フィオナもキレねえか。」
モリー 「大丈夫よ、今夜はサンディだけだもの。リバーがクレアのとこに手伝いに…
ジャレド 「手伝い?」
モリー 「あ゛! 遊びにいってるから! クレアだって寂しいのよ。ほら、ひ・と・り暮らしだから!!」
ジャレド 「なに言ってんだ、あいつの一人暮らしは前からじゃねぇか。」
サイクロン 「すげーな、パーティアニマルって。人間の動きじゃねぇ。」
ブレア 「私とは種類が違うって感じ。あ、コナーの兄さんだよね、あの人。」
コナー 「ええ。実際僕らも不思議ですよ、どうしてこんなに性格違うのかって。」
ブレア 「性格違くても、仲いいよね。兄弟っていいな。私、一人っ子だから。」
コナー 「ご両親、この町ですよね? 一人娘なのに、帰らなくていいんですか?」
ブレア 「いいの、いいの。あの人たちは研究が一番大事なのよ、あたしが出ていって、
内心せいせいしてるんだから。」
エマ 「おまたせー、料理できたわよ。アイシャが変なもの入れようとするから大変!」
アイシャ 「えへへ。いいじゃん、冒険しよーよ!」
エマ 「このいたずら娘っ。料理楽しいけど、大勢だから時間かかっちゃったわぁ。
あれ? 一皿作りすぎた? 」
サイクロン 「…おい、一人いなくね?」
ブレア 「…! スタイルスさんは!? 誘ったよね?」
サイクロン 「いや、俺は誘ってねーぞ。お前が誘ったのかと。」
ブレア 「私、誘ってないよぅ。」
タマラ 「私もエマも誘ってないわよ。ていうか、あなたに頼んだわよね、スタイルスさん連れてきてって。」
サイクロン 「やっべ。」
タマラ 「…。今のいままで誰も、いないことに気が付かなかったってわけね。」
大晦日の話、あと二つ続きます。今日明日中にupします。